エコキュート1,000万台達成記念式典
ーヒートポンプが紡ぐ歴史と未来ー 開催!
No.704 2025年5月
2025年5月15日(木)、品川プリンスホテルにおいて、「エコキュート 1,000万台達成記念式典~ヒートポンプが紡ぐ歴史と未来~」、並びに懇親パーティが開催されましたので、報告いたします。
冒頭、一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター理事長 小宮山 宏氏による式典臨席への謝辞とともに、「給湯分野の脱炭素化において、ヒートポンプ技術は再エネ活用や省エネの要。国内にはさらなる普及の余地があり、今後は省エネ性能の向上や多様な住環境対応が求められます。官民の連携により、エコキュートのさらなる普及を目指してまいります。」との開会挨拶があり、式典が厳かに始まりました。
写真1:開会挨拶をする、ヒートポンプ蓄熱センター理事長 小宮山 宏氏
次に、経済産業省資源エネルギー庁長官 村瀬 佳史氏より以下の主賓挨拶を頂戴しました。
「本日は、家庭用ヒートポンプ給湯機の累計出荷1,000万台達成を心よりお祝い申し上げます。本年は第7次エネルギー基本計画の決定やGX2040ビジョンの策定など、エネルギー政策において大きな転換点です。特に省エネや電化、非化石エネルギーの推進は、2050年カーボンニュートラル実現に向け極めて重要であり、ヒートポンプ給湯器はその要となる設備です。今後も高性能省エネ住宅の普及や、関連設備の導入促進に向け、官民連携して取り組み、エネルギー効率向上と温室効果ガス削減を加速させてまいります。」
写真2:主賓挨拶を述べる、経済産業省資源エネルギー庁長官 村瀬 佳史氏
続いて、国土交通省大臣官房審議官 宿本 尚吾氏、環境省地球環境局長 土居 健太郎氏からも主賓挨拶をいただきました。
その後、一般財団法人電力中央研究所 名誉シニアアドバイザー 齋川 路之氏、早稲田大学 カーボンニュートラル社会研究教育センター 所長 林 泰弘氏、両名による基調講演が開催されました。
齋川氏には「”エコキュート”開発の軌跡 ヒートポンプの意義」と題した講演をいただきました。講演詳細はこちらからご覧いただけます。
写真3:壇上にて講演を行う、電力中央研究所 齋川 路之氏
続いて、林氏より「脱炭素化・デジタル化によるヒートポンプ給湯機の普及拡大へ」と題した講演をいただきました。講演詳細はこちらからご覧いただけます。
写真4:資料を示しながら講演を行う、早稲田大学 林 泰弘氏
以上で式典は閉会し、引き続き懇親パーティが行われました。
懇親パーティ冒頭、電気事業連合会会長 林 欣吾氏より主催者挨拶、その後、当会会長である澤井 克行氏の乾杯の挨拶が行われました。それを機に、会場では和やかな歓談が見受けられました。
写真5:乾杯の挨拶をする日本冷凍空調工業会会長 澤井 克行氏
写真6:乾杯の瞬間の懇親パーティの様子
懇親パーティは、これまで長きにわたりエコキュートの開発に携わった関係者の皆さまがたの、旧知の仲を温める懐かしくも楽しいひとときとなったようです。
また会場内には初代エコキュートと各製造メーカーの最新型エコキュートも展示され、式典、懇親パーティともにその歴史を振り返り、未来について考える貴重な機会となりました。
写真7:会場に一同に並ぶ各製造メーカーの最新型エコキュート
写真8:展示に見入る来客者
以上