HVAC&R JAPAN 2022
HVACアワード受賞者のご紹介
No.685 2022年7月
HVAC&R JAPAN 2022、HVACアワードの受賞者をご紹介いたします。各製品の詳細を動画でお届けいたします。
HVAC&R JAPAN2018 前回の受賞者はこちらから
2022年度の受賞者は以下のとおりです。
【製品部門】
■スーパーマルチuシリーズ (東芝キヤリア株式会社 )
■FLEX MUTI mini モジュール (日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 )
■循環熱風ヒートポンプ「エコサーキット」 (株式会社前川製作所 )
【ソリューションサービス部門】
■LTD管理冷却水処理による省エネソリューションサービス (オルガノ株式会社)
■exiida遠隔監視・予兆診断・稼働音診断 (日立グローバルライフソリューションズ株式会社)
【パーツデバイス工法その他部門】
■CKB形圧力スイッチ (株式会社鷺宮製作所 )
■AMOLEA1224ydを使用した配管洗浄再生装置 (AGC株式会社・プロステップ株式会社)
■電動式フレアツール (株式会社イチネンTASCO)
各受賞内容を動画でご紹介いたします。
【製品部門】
【アピールポイント】
本シリーズはビル用マルチエアコン20馬力として業界最小幅(1290mm)のコンパクトサイズでありながら、スタンダードクラスとしてトップクラスの省エネ性能(運用コスト低減)を実現。
更にはスマートフォンによる簡易点検ツールや万が一の故障時の自動バックアップ運転機能(維持・管理コスト低減)や業界初・新旧システム混在運転による分更新対応(更新コスト低減)等、ビル空調のライフサイクルコスト低減に繋がる新たなソリューションを実現したモデルである。
FLEX MUTI mini モジュール (日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社)
【アピールポイント】
省エネと省スペースを実現する中規模ビル向け小型マルチエアコンのサイドフロータイプ室外ユニット。
限られたスペースであっても設置が容易な、コンパクトなサイドフロータイプビル用マルチエアコンで、国内業界で初めて(*1) 組み合わせ接続で一系統で最大 54 馬力の大容量を構築することができるサイドフロータイプの室外ユニットである。
(*1)2021年 2 月発売時点。国内のビル用マルチエアコンサイドフロー型室外ユニットにおいて。日立ジョンソンコントロールズ空調調べ
【アピールポイント】
業界初、グリーン冷媒を使用した産業用途をターゲットにした循環加温用で最高100℃まで昇温可能な循環熱風ヒートポンプ。
オゾン層破壊せず地球温暖化係数が1以下のグリーン冷媒を採用。
水熱源型のため、冷却水・排水などからの排熱回収による熱の有効利用や熱風と同時に冷水を供給する冷温熱同時利用による高効率運用が可能。
80℃~100℃の温度帯の今まで燃焼や蒸気で加熱していた加熱炉、乾燥炉、エージング室などのCO2排出量を大幅に削減。
【ソリューションサービス部門】
LTD管理冷却水処理による省エネソリューションサービス (オルガノ株式会社)
【アピールポイント】
冷却水処理の主目的は、冷凍機の熱交換効率を高く維持し、省エネに貢献すること。
この目的を達成するため、これまで世間一般で行われてきた管理手法を根本から改めた。
「冷却水処理は、水質管理からLTD管理の時代へ」熱交換効率の指標であるLTDに対して、2020年省エネ大賞を受賞した当社冷却水処理剤とIoT技術を駆使し、ダイレクト且つシンプルな冷却水処理管理を実現した。
exiida遠隔監視・予兆診断・稼働音診断 (日立グローバルライフソリューションズ株式会社)
【アピールポイント】
同サービスでは従来の遠隔監視によるダウンタイムの短縮を図ると共に、冷凍サイクルにおける異常の兆候を捉え、予防保全を促進する予兆診断を提供。故障に至る前にメンテナンスを実施することで事業機会の損失抑制や不稼働時間の低減に貢献。
また、スクリュー圧縮機搭載機への稼働音診断を開始し、状態基準でのオーバーホール提案・実施という新しいアプローチでのサービスを提供している。
【パーツデバイス工法その他部門】
【アピールポイント】
全世界で地球温暖化対策が急務の中、温暖化係数GWP の低い 「CO2冷媒用」 に対応した汎用性の高い圧力スイッチ を開発した。
「CO2」冷媒は低 GWP 冷媒であるものの超高圧で使用されるため高い安全性も必要。
CKB形圧力スイッチ は高い安全性と共に、高い精度、汎用性を実現した製品である。
【最高使用圧力 14.3MPa 、設定可能範囲 4~13MPa】: PED カテゴリーⅣ取得超高圧のCO2冷媒に対応。 PEDカテゴリーⅣを取得し、高耐久性と高精度、さらに世界初の汎用性製品としてワイドレンジを実現した。
高精度で設定(入切圧力差も小)ができるため、設計圧力限界で運転が可能となり、冷凍能力アップが図れる。
【アピールポイント】
本製品で使用されるAMOLEA®1224ydは、AGC㈱にて開発した低圧媒体であり、冷媒や溶剤としての性能はそのままに、地球温暖化係数を大幅に低減することをコンセプトとしている。
本配管洗浄装置では、AMOLEA®1224ydを用いて、冷媒転換期の配管洗浄課題に、「手間なく」「安全に」「低コスト」な最適解を提供する。
【アピールポイント】
“経験値”や“現場の状況”に依存せずに、素早く・確実なフレア加工を特許技術の採用により実現する、これまでにない電動フレアツールである。銅管をセットし、ボタンを1回押すだけで加工が完了するため、チカラもコツも必要としません。経験の浅い方はもちろん、狭い・暗いなどの現場状況でもミスが減るため、経験豊富な方にも強い支持をいただいている。2050カーボンニュートラル実現に向けて様々な動きが活発化する中、フロンの漏えい回避のために、すぐに実行できる解決策の一つになる製品だと自負している。
この度はHVAC&R JAPAN 2022、HVACアワードの受賞大変おめでとうございました。次回2024年、出展者様のご応募お待ちしております。
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以上