賀詞交歓会 来賓挨拶

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No.681 2022年1月

2022年1月7日、品川御殿山マリオットホテルにて当工業会の賀詞交歓会が開催されました。以下に経済産業省製造産業局産業機械課長 安田氏のご挨拶を掲載したします。





写真:経済産業省製造産業局産業機械課 安田課長


皆様あけましておめでとうございます。ただいまご紹介にあずかりました
経済産業省製造産業局産業機械課長の安田と申します。本日は、日本冷凍空調工業会様の賀詞交歓会にお招きいただきまして、誠にありがとうございます。

新年のはじまりにあたりまして、一言お祝いのご挨拶をさせていただきます。 

ふりかえりますと2年前にコロナが発生して以降、昨年はコロナとの戦いでもございました。一方でそのコロナが発生してから、少し経験、知見もたまってきて、昨年は経済も少しづつ回復の兆しも見せています。したがいまして、本年はコロナの足元の状況を注視しながら経済をさらに発展させ、前向きに進めていくことに取組んでまいりたいと思います。

そうしたことに取組むために3つの事に注意したいと思います。1つ目はカーボンニュートラルです。2つ目はデジタルトランスフォーメーションの話。3つ目が経済安全保障の状況を見ながら、国際的に情勢を見据えて対応していくということ。

この3つのことを進めるにあたりましては、官と民間の皆様の皆様方が一体となって取組を進めていくことが非常に重要であると認識をしております。特にカーボンニュートラルについては、日冷工さん、皆様方と深く関与しているということが、先ほどの会長のご挨拶にもございました。カーボンニュートラルとしましては、まず一つ目として昨年11月にCOP26がございましたが、世界が地球温暖化防止に向けて、大きく取組が進んでいる。

そうした温暖化排出係数を下げるという取組に加えて、キガリ改正に現れるような代替フロンの開発、その2面性を追求するような新しい冷媒の開発、リスクの評価、そういったことを是非皆さまと一緒に取組んでまいりたいと思います。

カーボンニュートラルの2つ目の話と致しましては、省エネルギー法の改正について今、議論をしていることです。この省エネルギー法に基づきまして、日々トップランナー基準に基づく最高性能の基準の冷凍機器の開発を行っている。それに加えまして、再生可能エネルギーの普及にむけた、エアコンに出力抑制機能を付加するということが議論の遡上に上っているところです。民生用、業務用、この両面で冷凍冷房機器の性能の向上、そして出力抑制機能の付加、こうした機能の果たす役割は非常に大きい考えております。是非こうした点も皆様とご協力いただきながら、踏まえながら取組を進めていきたいと思います。
またデジタルという事を加えますと、先ほど会長からもありました、この2月にHVAC&R JAPANが開催される、大いに期待させていただいております。
AIやIotを活用した、新しいデジタルソリューションを付加された冷房冷凍機器、もしくはHEMS、BEMSなどのエネルギーマネージメントの取組もこの展示会でされると伺っております。そうしたデジタル、カーボンニュートラルを見据えて新しいビジネス、ソリューションがこの展示会を契機に花が開く、そういったことを期待しております。足元のコロナの状況を注視する必要はございますが、そうした展示会も踏まえて、今年は大きく経済を発展させ、皆様と共に、製造業、ものづくりの発展に我々経済産業省としましても、全力を尽くして参りたいと考える所存です。是非、今年度も皆様ともに取組を進めたいと思います。

結びになりますが、日冷工さんのさらなるご発展と、本日ご列席の皆様のご多幸と健勝を祈念いたしましてわたくしからのご挨拶とさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


以上

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