HARFKO2019 出張報告
No.663 2019年5月
2019年3月に開催された第15回韓国冷凍空調暖房展HARFKO2019 に参加した。同展示会主催者であるKRAIA(韓国冷凍空調工業会)と当工業会のMOU契約によりHVAC&R JAPAN 2020のPRブースを出展したので、概略を報告する。
■前回(2017年3月)の記事はこちら
■ゆるめの番外編はこちら
日時:2019年3月11日-15日
名称:第15回韓国冷凍空調暖房展HARFKO2019
場所:韓国KINTEX 第2展示場ホール(ソウル、韓国)
概要
2019年3月11日-15日の会期でHARFKO2019(韓国)が、KINTEX第2展示場の7と8ホールにて開催された。会場の規模はHVAC&R JAPANより少し大きめの2,580m2、出展者は約280社1200小間であり、来場者数は26,000人/25か国であったと予測される。今回当展示会開会式のリボンカットイベントに、当工業会の高木会長が出席した。展示会の他、海外講演者を招いたセミナーや技能競技会などが行われた。
KINTEX展示場は金浦空港から車で30分、滞在ホテルからシャトルバスが運行しており、20分ほど会場へ到着することができた。
写真1:KINTEX 会場前
写真2:会場受付
写真3:HARFKO会場の様子
開会に先立ち、各国工業会や韓国空調業界各社のトップが集結し、リボンカットが行われた。
写真4:オープニングセレモニーの様子
比較的部品メーカーや主に業務用のブースが多く、家庭用はあまり見られないように感じた。
写真5:当工業会ブース前写真
展示会場内では、学生を対象とした技能競技会(冷凍サイクルのみ)が併催されていた。開催は今年で5回目となり、優勝者はLGに就職できるという特典付きで、学生達は一生懸命に取り組んでいた。
写真6:韓国冷凍技術競技大会
3月11日 海外講演者による冷媒セミナー
2日目は、国内外から講演者を集め海外冷媒動向セミナーが行われた。当工業会からは岡田専務による講演を行い、日本でのフロン規制に関する取組、また世界の温暖化に対する取組について時系列で説明を行った。聴講者は70名を超え、冷媒規制動向や統計に対する高い関心がうかがえた。
写真7:冷媒セミナー(岡田)
冷媒セミナー講演内容
・New Refrigerant Status and Future expectation (Honeywell)
・Natural Refrigerant (Shecco/ Mr. Jan Dusek)
・Refregrant Policy in Korea and aFuture Plan (KRAIA)
・Alternative Refrigerant Status in China and Future plan (CRAA/ Ms. Liu Lulu)
・AREP Result (AHRI/ Mr. Bridge)
・Refrigerant Status in Japan and the world (JRAIA/ Mr. Tetsuji Okada)
・EU F-gas Regulations and Fefrigerant Policy (EPEE/ Ms. Andrea Vogit)