当工業会会員で調査 世界のエアコン需要推定
No.651 2017年6月
2017年4月
当工業会ではこのほど、2016年までの世界各国のエアコン需要の推定結果をまとめましたのでご紹介します。
この推定は、工業会の空調グローバル委員会が毎年行なっているもので、こちらでは2016年の推定をご紹介します。
*ここでのエアコンは、住宅、ビル等に用いられるエアコンの合計で、ウィンド型と小型のセパレート型を含めた「ルームエアコン」と、これ以外の「パッケージエアコン」に区分してまとめています。なお、2014年から2016年については「ルームエアコン」の内訳(ウィンド型とセパレート型)も併せて推定し、まとめました。
1.概要
(1)エアコン全体
2016 年の世界のエアコン全体の需要は1億231万台で、前年より2.9%増加したと推定されます。2016年の需要を日本、中国、その他アジア並びに欧州、米国などの地域に区分して見ると、最大の需要地は中国で4,059万台、前年の3.5%増とみられます。中国の需要は世界全体の39.7%を占めることになります。次いでアジア (日本・中国を除く)が1,641万台(8.4%増)、第3位が北米で1,460万台(1.8%増)、以下、日本が915万台(2.8%増)、中南米が647万台(11.7%減)、欧州が607万台(12.2%増)と続きます。
(2)ルームエアコン
2016年の世界のルームエアコンの需要は8,881万台、前年比2.9%の増加とされます。最大の需要地は中国で3,841万台、3.5%の増加であったと見られます。次いでアジア(日本・中国を除く)が、1,439万台(8.8%増)、第3位は日本で835万台(3.1%増)、以下、北米が804万台(0.9%減)、中南米が578万台(12.2%減)、欧州が534万台(13.4%増)と続きます。
(3)パッケージエアコン
2016年の世界のパッケージエアコンの需要は1,350万台、前年比3.0%の増と推定されます。最大の需要地は北米で657万台、5.2%の増加であったと見られます。次いで中国が218万台(2.8%増)、第3位はアジア(日本・中国を除く)で149万台(4.6%増)、以下、日本が79万台(0.1%減)、欧州が70万台(3.5%増)、中東が66万台(4.1%減)と続きます。
2016 年の世界のエアコン全体の需要は1億231万台で、前年より2.9%増加したと推定されます。2016年の需要を日本、中国、その他アジア並びに欧州、米国などの地域に区分して見ると、最大の需要地は中国で4,059万台、前年の3.5%増とみられます。中国の需要は世界全体の39.7%を占めることになります。次いでアジア (日本・中国を除く)が1,641万台(8.4%増)、第3位が北米で1,460万台(1.8%増)、以下、日本が915万台(2.8%増)、中南米が647万台(11.7%減)、欧州が607万台(12.2%増)と続きます。
(2)ルームエアコン
2016年の世界のルームエアコンの需要は8,881万台、前年比2.9%の増加とされます。最大の需要地は中国で3,841万台、3.5%の増加であったと見られます。次いでアジア(日本・中国を除く)が、1,439万台(8.8%増)、第3位は日本で835万台(3.1%増)、以下、北米が804万台(0.9%減)、中南米が578万台(12.2%減)、欧州が534万台(13.4%増)と続きます。
(3)パッケージエアコン
2016年の世界のパッケージエアコンの需要は1,350万台、前年比3.0%の増と推定されます。最大の需要地は北米で657万台、5.2%の増加であったと見られます。次いで中国が218万台(2.8%増)、第3位はアジア(日本・中国を除く)で149万台(4.6%増)、以下、日本が79万台(0.1%減)、欧州が70万台(3.5%増)、中東が66万台(4.1%減)と続きます。
2.調査の対象と手法
(1)製品の範囲と区分
推定の対象にしたエアコンは、住宅・ビル等で使われるエアコンで、ユニットになったものを対象にし、ヒートポンプ式の冷暖房兼用のものを含んでいます。ポータブル型のエアコンおよび冷温水システムに用いるファンコイルユニットなどは除外しました。
「ルームエアコン」は、ウィンド型のエアコンと小型のセパレート型のエアコンおよび家庭用マルチエアコンの合計としました。
「パッケージエアコン」は、主として業務用で中・大型のセパレート型エアコンと、リモートコンデンサ型、シングルパッケージ型のエアコンおよびビル用マルチシステムの合計としました。北米で言うユニタリーエアコン、ユニタリーヒートポンプはここに分類されます。
(2)調査の方法
調査は、アンケート調査票を工業会の空調グローバル委員会参加会社に配布、回収、集計して需要推定値を求めました。
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